ヘアカラーの薬害について

アレルギー反応に注意


 


ヘアカラーといえば高齢者だけでなく、今や若い人も茶髪や金髪に染めることが多く、なじみ深くなった。
だが、これが原因で皮膚障害を起こす人が増えているという。
「湿疹(しっしん)や炎症、かゆみが頭部や耳、首に出た場合、疲れやストレスが原因と考えたり、食べ物のせいにする 人がいますが、実はヘアカラーによる接触性皮膚炎というケースが多くあります。」と話すのは、東京都品川区の中山 秀夫・中山皮膚科クリニック院長。

使用した直後に起こるのではなく症状は普通3〜7日後に現れる。
「初めてヘアカラーを使って何も異常がなかったから大丈夫というわけではありません。4回目からかぶれだしたりするこ ともあります。」。

アレルギー反応の原因が香料や色素の場合もあるが、最も深刻なのはヘアカラーの主成分であるパラフェニレンジアミ ン(PPDA)という物質だ。PPDAが酸化する際に黒くなる性質を利用して染めるが、PPDAに含まれる2個のアミノ基が皮 膚炎を起こす元凶になるという。

では、PPDAが含まれないヘアカラーはないのだろうか。
「昔のお歯黒に使われたピロガロールという物質が入ったヘアカラーがあり、アレルギー反応は普通ありません。ただ、黒色にしか染まりませんが。」と中山院長。
「自分はヘアカラーが原因で肌が荒れたかも…」と心配な人は、皮膚科の専門医を訪ねてパッチテストで調べてもらおう。


佐賀新聞(2004年6月7日号)より






その他の参考文献
解説的読本 「髪の色“着替える”時代」 カラーリング 肌や髪のトラブル増加
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/0109/kaisetuteki/0918.html
危険な毛染め剤
http://www.kcn.ne.jp/~gauss/env/tb2.html
ヘアダイの健康に及ぼす影響
http://homepage2.nifty.com/smark/hairdye.htm

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